私だけの家系図~作るときのポイント~

2023年7月5日

近年、自分のルーツに興味を持たれる方が増え

弊所も家系図作成のお手伝いをさせていただいていますが、

自分で家系図を作ってみたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私たちが実際に行っている戸籍の請求の仕方や、家系図の作り方などのポイントをご紹介します。

1.戸籍の取り寄せ

家系図作成は戸籍の請求から始まりますが、

まずは自分の戸籍を取り寄せます。

取り寄せる際は1人だけの戸籍抄本ではなく、

戸籍全員分の戸籍謄本・除籍謄本・改製原戸籍謄本を請求します。

窓口で直接交付してもらうこともできますし、遠方の場合は郵送での取り寄せができ、

数日から2週間ほどで戸籍が送られてきます。

戸籍の請求先は本籍の市区町村のため、

本籍と戸籍の筆頭者の情報が必要となります。

不明な場合は、本籍付きの住民票を取ると分かります。

—必要なもの—

 〇交付申請書(市区町村HPからダウンロード)

 〇本人確認書類

 〇手数料(郵送の場合郵便小為替)

 〇切手、返信用封筒等

2.戸籍が届いたら

続柄や父母名を見て親子関係、親族関係を把握し、直系を追っていきます。

養子縁組されている場合、養父母も直系にあたるため

実家・養家どちらも戸籍請求できます。

戸籍は1人につき1枚ではなく転籍、婚姻、戸籍の改製などにより

入籍や除籍を繰り返すと、1人の方が何枚もの戸籍に記載されます。

そのため、その方が何年から何年までその戸籍に在籍していたかを読み取り、

出生から死去までの戸籍を揃えていく作業となります。

ここから戸籍を請求する際は、

自分と請求する直系の方との関係性の分かる戸籍の写しもつけていきます。

戸籍は年式により様式が違うため、在籍期間を把握することが最初は難しいかもしれません。

戸籍を出入りする理由となる出来事に注意して見ていくといいです。

直系1人1人の戸籍を取り寄せる作業は根気が要りますが、

もれのないようじっくり取り組んでいきましょう。

ご先祖に転籍が多い場合など、戸籍の請求先が20か所ほどになる場合もあります。

3.家系図作成へ

戸籍に書かれているご先祖の関係性が分かったら、

紙に下書きして、エクセルシートなどにレイアウトしていきます。

古い戸籍には、直系だけでなくたくさんの親族が記載されているため、

どの親族まで家系図に載せるのかを決めます。

婚姻は横二重線で、子どもたちはその下に一本線でつないでいきます。

直系を中心にして、兄弟姉妹は右から出生順に並べます。

縦型の家系図ですので、下から一代目、二代目と

上に行くに従って古い年代のご先祖となっていきます。

家系図作成には、時間や労力を必要としますが、

試行錯誤しながら

自分だけのオリジナルの家系図が出来上がるといいですね。

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